「すげえぞこれは。泣けた」
「どこが良かった?」
「この作品世界には互換性の無い2つの世界があった。ネギま世界とUQ世界だ。今回は、この2つが対決するような構図になっている」
「ラカン対十蔵みたいな対決だね」
「それから、ネギ対エヴァという対決の構図は見事に物語らしい物語だ。ネギの最初の大物の敵はエヴァだったのだ。だから、最終的にネギ対エヴァに回帰するのは基本通り。王道だ。意外とこれでできていない作品は多いよ」
「ふむふむ」
「その上、敵にナギ参戦。ネギと敵対する。つまり、これはネギからすれば父殺しの物語でもある。これも泣けてくるほど王道だ」
「おお」
「プロでも素人の学芸会レベルの物語も多いが、しっかり王道を踏まえた物語構成で終わりに掛かっているのは泣ける」
「何か問題点はないの?」
「電子書籍で見ていると、見開きページが泣き別れなので、やっぱり泣ける」
「ぎゃふん」